胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?』

 

『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?』

 和田静香/協力・小川淳也  (左右社)

 

10月31日の衆議院選挙の日にこの本を読んでいた。

小川淳也氏が小選挙区で当選したという当確がすぐに出て喜ばしいが、かれに期待しているけど、なかなか難しいと思う。私欲にまみれた政界で、国民のための政治の実現は難しく希望がもつことができない。

消費税を上げることは賛成である。ただし、北欧のように医療も学費も無料で、老後の生活に心配がないのなら、税金を払う。貯金もしないでいい。それ以上稼ぐひとは稼ぐけど税金はしっかりとる。しかし、消費税が導入されるときから福祉のために使う、増え続ける社会保障費のために使うと言ってきたが、どうやら違うみたいだ。信用できないという気持ちがある。

もうひとつ、他の高すぎる税金。年金税、健康保険税、介護保険税、住民税もろもろをしっかり整理してほしい。北欧が消費税のほかにこれだけの税金は払っていない。日本ではもろもろの税負担と消費税の2重取りになる。まずは税金の使い道がおかしすぎる。

インフラもどんどん道路をつくればいいというわけではないと思う。最近は道路が傷んでも田舎ではなかなか直してくれないこともある。

政治家は大変だ。ほんとうにいろいろなことを考えないといけない。わたしたちは誰かがすべて解決してくれる人を望むのだろう。

または、いろいろなことを考えるのが面倒くさいし、国民にいろいろ考えさせたくはないので、なにかみんながひとつに熱狂するものが必要だ。それが戦争だったりするのが怖い。経済もチャラ、国民を我慢させる最大の手段だ。

和田静香さんは、小川淳也さんと話し合うことで希望をもったのかもしれない。小川氏の選挙活動の報告も書いている。こういう選挙の熱狂に加われない。

 

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それより、京王線の青年の殺傷事件が気になる。24歳の青年。もうこの歳で、青年たちの将来が決まっているのかもしれない。それこそ「最低賃金」で一生働かないといけない人たちがいる。未来は暗く希望は見えないのだ。もちろん、まだまだ努力でなんとかなるかもしれない。でも、そう思えない環境なのかもしれない。ロールモデルもいない。まわりはみんなうまくやっているように見えるのかもしれない。自殺者も増えている。希望をもてる人たちと埋もれていく人たちに分かれていくのではないか。選挙で世の中を変えるのに諦めている。でも、選挙へ行ってほしい。本当にひどいことにならないように。若い人たちが希望をもてるように。