胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

「更正」という言葉

 某会議に出ての議論の中で、私が自立支援法の知識が浅いために話について行けなくて深く反省しました。そして次のときのために、にわか勉強をしています。
 本を読むと、「更生施設」という言葉が目につきます。自立支援法では施設の名称は変わっていますが、その前までは「更生」という単語がよく使われていました。この言葉、なんだか嫌なのだけれど、本当はどういう意味があるのだろうと思い、広辞苑をひきましたら、次のように書かれていました。
「更生:①いきかえること。よみがえること。②反省・信仰などによって心持が根本的に変化すること。過去を清算し、生活態度を改めること。③不用品に手を加えて、再び利用できるようにすること。」
 思わずのけぞってしまいました。私が無知なだけですが、ひどい言葉です。「余計なお世話だ」と言いたくなるような反発を感じます。さすがに「更正」という言葉が今の時代使えなくなったというのはわかります。
 自立支援法で、「更生」に取って代わった言葉は「就労支援」でしょうか。言葉は代わったけれど、その中にある考え方は変わったのかは、これからいろいろ見て考えます。