胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

私の土日

 山の家で暮らしていても、金曜日に仕事が終わったら盛岡へ戻ります。今回は1時間半で着きましたが、吹雪の夜は前が見えいノロノロ運転で2時間半以上かかったこともありました。
 盛岡に入り、南大橋から夜景が見えると「帰ってきた」とほっとします(山の家に帰って来るとほっとするのですが)。そのままスーパーで買いだしをして、マンションに着くと夕飯を作ります。その頃、盛岡の家族も帰ってきます。金曜の夕食は、焼きそばやひっぱりうどん、買ってきたお惣菜などの簡単なものです。今回は、買ってきた餃子を焼きました。それから後片付けをしてお風呂に入り、マーマレード作りをはじめます。3週連続のマーマレード作り。皮を剥き、薄く切って茹でます。それを一晩おいて次の日に本格的に煮るのです。水切りヨーグルトも作ります。盛岡の家でとっている新聞を1週間分目を通します。読んでいる暇はないので、気になる記事はページごと切ります、後でゆっくり読んで必要なら切り抜きします。そして寝ます。次の日は、朝食を食べさせたら、マーマレードを煮て、アップルパイ作りをしました。といってもパイ皮は冷凍で、りんご煮は一昨年作った瓶詰のものです。水切りヨーグルトは、クリームチーズのよう。3時のおやつにアップルパイにのせて食べたら、美味しかった。
 さて、地元商店街に買い物へ行きます。1週間の買い物は盛岡ですましてしまいます。月曜から木曜までは買い物はしません。通勤途中に町をまわらないので、店がないためもあります。
 商店街で調味料はここ、パンはここ、と買う店があります。大荷物を持って歩き回ります。帰ってきて昼食の用意をしてまた出かけます。まずは古本屋へ。毎週、1000円分だけ本を買うのが私の贅沢です。この日は、単行本1冊、文庫本1冊、雑誌1冊で576円でした。この後、スーパーにまわり足りないものを買い足します。(万歩計を見たら1万歩を越えていました。)
 帰ってから、夕食作り、ひじきご飯を土鍋で炊く準備。同じ材料でひじき煮も山の家へ持って行く常備菜として作り、南瓜を煮て、ほうれん草を茹で、その合間に風呂やトイレを掃除し、レンジの油汚れを落とす。気が付けばティシュがないと、近くのドラックストアへ行く。
 やっと落ち着いて、ラジオを聞きながら編み物やネットを見る。でも、はや夕食の時間が来ます。土鍋を火にかけます。本当は、土曜日の夜はヨガに行きたかった。でも、盛岡の家族と会話する時間も必要なのでした。それを楽しみにしていたようなので、ヨガはあきらめました。
 日曜の朝は、朝市へ。だいたい買う人(店)は決まっています。いつもりんごを買う奥さんは、今日が最後だというので、いつもの倍のりんごを買いました。いつもは歩いて朝市へ行くのですが、山の家の野菜も尽きていたので、買いこむつもりで車で行きました。冬の間閑散としていた朝市も人出が多くなっています。お店の人と「春だね」と言葉を交わします。寒の戻りはあるだろうけど、春はやってくるのです。うれしいけれど、ちょっぴり残念なような。だってますます忙しくなるもの。
 朝市から帰ってきて、盛岡家族へ大根と手羽元の煮物、ポテトサラダ等を作ります。山の家へ持って行く分のおかずやなんやらを車に詰め込み、盛岡を出発します。あっ、夫に頼まれていたウィスキーを買わなきゃとスーパーに寄ります。
 普段は、昼頃山の家に着き。まずは1週間分の保温玄米を作るために玄米の用意、それから山の家の夕食準備などの家事をします。その合間にネットを見たり、本を読んだり。暖かくなれば、もっと早く山の家に戻ってきて、畑もやりたいと思っています。
 つくづく、ほとんど食べるために動いているのです。食べることがなければ、私にはもっと時間があるでしょう。でも、ごちそうを食べているわけでもないです。当たり前のものを手作りしているだけ。私のお弁当は、毎日玄米ご飯と煮玉子と漬物です。ひとりだとそんなものです。でも、家族がいると作ります。そうして、一緒に食べることが家族のコミュニケーションなんです。ご飯が終われば、後片付けは夫がするので、私はこうやってネットで早打ちをしています。
 これも人生です。
 さて、お風呂に入ろう。